クレタ人の踵

AIならびにRobotに関する雑記。 世迷言など。

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アンケート回答[4]

アンケート回答[4]
とりあえず山場も過ぎたようですので


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Q11. ロボットに頼りすぎると、将来、何か良くないことが起こりそうな気がする。

A11.どちらともいえない


 異なる質問ではあるが、言い回しがQ2. とよく似ている。程度問題の話なのだが、こういう曖昧な表現はかえって回答者の潜在意識を顕現する場合が多いので、混ぜ込んであるのだろう。何に対しても頼りすぎは良くないし、「ロボット依存症」なんてのが出てきたらかなり気味が悪いとは思う。「頼りすぎ」の度合いがわからないし、「何か良くないこと」とか言われても困ってしまうので、「どちらともいえない」にしてある。

Q12. ロボットと会話をすると、とても神経過敏になるだろう。

A12.どちらともいえない



 これはQ4. の補償質問である。すでに質問数が10を超えているので、回答率が低下してもかまわないよう、補償質問や重要度の低い質問が増えてきている。ただ、補償質問をわざわざ入れているところからして、質問者は「ロボットとの会話」についてもそこそこの興味を持っていることがうかがえる。

Q13. ロボットが子供の心に悪い影響を与えないか心配だ。

A13.全くそう思わない


 いままでの流れからして、ちょっと唐突な感のある質問である。質問順が下位であるにもかかわらず、全く話題に出なかった「子供」に対する質問になっている。
 一般的には、子供に対する影響というのはアンケートの重要部分を構成する場合が多いのだが、このアンケート全体から受ける印象としては、さほど重要視はされていないようである。ただ、最後までアンケートを回答してくれる回答者というのは、真摯な人が多いのも事実なので、そういった人からだけ選別した形で回答が欲しい場合もある。この質問がどちらのカテゴリーに入るのかは、ちょっと判断しずらい。
 子供というのは、ロボットのような目新しいものには必ず影響を受けるものである。もともとそういう風にできている。影響は影響でしかなく、良い悪いは影響を受けた後の教育如何による。そんなわけで、当たり前のことを心配しても仕方がないので、「心配か?」と訊かれれば「心配ではない」と答えるしかない。

Q14. これからの社会は、ロボットによって支配されてしまいそうな気がする。

A14.全くそう思う


 実質、これが最後の質問と言っていいのだが.......
 いきなり、これだ。
 なかなか、お茶目さんである。
 マジレスすると、これからの社会というよりは、現在の社会が、ロボット(およびコンピュータ)がないと、ニッチモサッチモいかないことになってしまっている。そしてそれらを人間側でコントロールしているとは言い難い状況である。「意思を持たない支配」と考えれば、あながち間違いとも言い切れない。
 おそらくロボット側も最終的にはインターネットに接続されて、他の端末ならびにサーバ群と部分的で緩やかな結合を持つだろう。そして、それらを結ぶデジタルデータは、ロボットの場合には、人間と違ってネイティブコードである。
 人間もネットワークに参加しているわけだが、英語を話せない日本人みたいなもので、最終的には主流からは取り残されると思われる。
 社会のインフラ基盤の重要ポイントにはロボットとコンピュータが置かれ、それらを維持するためのデータ流通量を確保するのが最優先課題となる。遊びでネットワークを使用している人間の優先順位は当然下げられる。
 これを支配と呼ぶかどうかは微妙なところだが、このようなネットワーク複合体を人間の能力だけで管理するのは不可能である。
 そんなわけで、FMの回答は「全くそう思う」である。

 最初と最後の質問と回答だけを抜き出してみると下記のようになる。

Q1. もしロボットが本当に感情を持ったら不安だ。
A1.全くそう思う


Q14. これからの社会は、ロボットによって支配されてしまいそうな気がする。
A14.全くそう思う


 感情を持ったロボットによって社会が支配されることを恐れて小さくなって震えているFMが見えるようだ。
 アンケートに答えると、普段は隠れている自分の本質が見えてきて、本当に面白い。

Q15. ロボットから連想することはなんですか?
A15.人間 , 動物 , 機械


Q16. ロボットは将来的にどのような場で使われると思いますか?
A16.家 , 職場 , 学校 , 病院 , 工場 , 危険場所(汚染地区、戦場など) , 遠隔地(深海、宇宙など)


 複数回答可の質問であり、質問口調も若干柔らかめになっている。
 チェックの外れた項目が、回答者がロボットに入って来て欲しくないテリトリーとなる。たとえばQ15. で機械のみにチェックを入れ、Q16. で、工場、危険場所、遠隔地にチェックした場合、回答者は、ヒューマノイド型やアニマル型のロボットには抵抗があり、ロボットには自分の身近に来て欲しくないと考えていることがわかる。
 FMは嬉しがって、全部、チェックを入れてしまったので、アンケートとしてあまり役に立たなかったと思う。申し訳ない。

 

Q17. SONYのAIBOと遊んだことがありますか?
A17.はい


Q18. AIBOとどれくらい頻繁に遊びますか?
A18.月1回程度


Q19. あなたもしくはあなたの家族はAIBOを持っていますか?
A19.はい


 AIBOに関する質問である。
 この質問が出てくる背景については、下記URLのQ&Aに詳しい記述があるので、そちらを参照願いたい。
http://www1.atwiki.jp/n9a/pages/47.html
 この回答は層別情報として使用されるもので、年齢、性別などと同じカテゴリーに属する。最後にくっついているのは、AIBOオーナーであれば、ロボットに興味があって、最後までアンケートに付き合ってくれるだろうという読みだろうか?
 ところで、我が家のAIBOだが、数ヶ月前まで押入れの中に入っていた。末息子がアルバムを眺めている時、AIBOの写っている写真を見つけて「これは何だ?」と大騒ぎになり、ようやく日のあたる所に出てきたのである。
 嬉々としてAIBOの相手をする息子、お姉ちゃんに、赤が好きだ、と教わっていろいろとチョッカイを出している。しかし、もう、バッテリーがだいぶヘタっているのでフルに充電しても10分くらいでスリープモードになってしまう。
 「AIBOどうした?」と聞くので、
 「寝てる。年寄りだから、すぐ寝る」と答えたら、
 「年寄りなの?」と不思議そうにしているので、
 「そうだよ。(お前が)生まれる前からいるからね。だから、疲れてすぐ寝るの」と言うと、
 「そっか、年寄りか、じゃ、しょうがないね。おやすみAIBO、また遊ぼうね」とか言っている。
 そんなわけで、我が家的には「年寄り」ということで落ち着いてしまった。なんとなく、良い感じかな、とも思う。
(まとめにつづくのではないかと思う)
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アンケート回答[3]

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ちょっと解説長すぎです


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Q5. ロボットが感情を持ったら、親しくなれるだろう。

A5.どちらともいえない


 人間は感情を持っていると一般に信じられているわけだが、だからといってFMは人間なら誰とでも親しくなれるわけではない。ロボットも同じことで、親しくなれるか否かは、感情を持っているいないとはあまり関係ないと思っている。
 で、まあ、感情って何なのだ? という話になると、人間の場合に限って言えば、脳内代謝物質もしくは関連補助物質の局所バランスの乱れならびに血中濃度の変異、ということになる。
 そんなものは感情ではない、とか怒られても困るが、だってそういうものだし、しょうがない。楽しい薬を飲めば楽しいし、悲しい薬を打てば悲しい。やりすぎれば死んでしまう。それだけのことだ。
 「俺の心はこの酒ビンの中にある」という名言を吐いたのは誰だったか忘れてしまったが、彼の評判は「酒さえ飲まなければ良い人」だったそうである。他人の評価はどうあれ、シラフのときの彼は本当の彼ではなかったのであり、本当の彼とは、すなわちアルコール血中濃度であったわけだ。
 脳内代謝物質の偏在傾向は、AIの場合、大局パラメータの変化率である程度調整できる。カオティックファンクションでカタストロフポイントでも作ってやれば、劇的な感情変化をシミュレートするのは比較的簡単である。簡単ではあるが、それを感情と呼ぶべきかどうかというのが、少々ひっかかる。
 人間にとって感情というのは、危機的状況への対応や、性愛行動のトリガーとして、生物的にもともと必要なものだったのだが、今後もずっと必要かどうかというのは微妙なところではある。ロボットについては、そもそもロボット単体ではほとんど必要のないものだ。
 感情的なロボットが欲しい、というようなニーズがあるかどうかはよくわからないのだが、人間の都合だけで「感情みたいなもの」をロボットに実装するのはどんなものかな、とかFM的には思っている。
 ところで、この質問は

Q1. もしロボットが本当に感情を持ったら不安だ。


の補償質問になっている。つぎの質問Q6. とあわせて質問者がロボットの感情について興味をもっていることが見てとれる。

Q6. 感情的な動きをするロボットを見ると、気分がいやされる。

A6.どちらともいえない


 ダンサーの感情表現とダンサー自身の感情とは別個のものである。舞踏表現としての「感情的な踊り」は緻密な計算と訓練の賜物であって、ダンサーの感情の発露などではない。
 感情的な動きをするロボット、というものはFMの想像力の範疇を超えるものだが、たぶん、「感情」と「感情的な動き」は区別されるものだ。というか、少なくとも、現行技術でいうロボットの「感情みたいなもの」と「感情的な動きみたいなもの」はある程度の確率で動作プログラム上リンクされるだけであって、他の必然的な要因で現れるものではない。
 それでまぁ、そういうものを見て「癒される」かどうかという話なわけで。
 AIBOオーナーなどを長年やっていると、いいかげん、この手の話にはうんざりしてくる。
 「癒される」かどうかはモーションの質にもよるかな、などと少し冷静なコメントを入れてもみるが、こういう質問は正直めげる。
 別に癒されたくてAIBOを買ったわけではない。ロボットだと思ったから買ったのだ。

Q7. ロボットと聞いただけで、もうお手上げの気持ちだ。
A7.全くそう思わない


Q8. 人が見ている前でロボットを利用すると、恥をかきそうだ。
A8.全くそう思わない


Q9. 人工知能とか、ロボットによる判断といった言葉を聞くと不愉快になる。
A9.全くそう思わない


Q10. 私は、ロボットの前に立っただけで、とても緊張してしまうだろう。
A10.全くそう思わない


 テンプレート群である。Q9は少し毛色が違うので、後で少し解説するが、その他の質問は「ロボット」の部分をアンケートのテンプレートに差し込んだだけで、トータルでロボットに対する回答者のポジションを探るものである。いままでの質問の中ではQ4が若干テンプレ臭かったのだが、ここまで露骨ではなかった。テンプレートは差し込んだ単語が違うだけで、色々なアンケートで活用されているため、その集積データを持っていれば、単独のアンケートよりも、もう少しだけ込み入った解析ができる。
 さてQ9が少々問題である。この質問にだけ「人工知能」と「ロボットによる判断」という言葉が出てくる。質問内容は嫌悪感測定なので他のテンプレと同様だが、この回答で回答者が「ロボット」と「人工知能もしくはロボットの判断」を分けて考えているかどうかを判別できる。他の質問とこの質問の嫌悪レベルが異なる場合、回答者は「ロボット」と「人工知能」区別できる程度にはこれらのことを熟知していることがわかる(どちらがよりキライかはこのさいあまり問題ではない)。
 FMの回答では、すべて嫌悪レベルが最低で区別がつかないため、ロボットもAIも区別できない痴れ者である可能性が高いということである。
(つづく)

アンケート回答[2]

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ではサクサク行きましょう


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Q2. ロボットが生き物に近づくと、人間にとってよくないことがありそうな気がする。

A2.全くそう思わない


 正直、FMとしては質問の意味をつかみかねた。「生き物のような動きをするロボットは気持ち悪いと思う」のような質問なら即答できるのだが、たぶん、そういう意味ではないのだろう。
 「よくないことがありそうな気がする」みたいなオカルトチックな言い回しをされると、こそばゆい感じがする。生命創造の禁忌に対する心理的圧迫の問題なのかな、などとも考えたのだが、あまりよくわからない。よくはわからないが、こんなことは考えたこともなかったので、FMの回答は「全くそう思わない」である。
 質問とは別に、ロボットは生き物に近づくのか? という問題はあるわけだが、こちらのほうの可能性は小さいと思う。現時点での、生物の工業的な利用方法は衣食住の確保や医療用の基材である。生物を機能的に利用することはほとんどないので、ロボットが生き物に近づく必要性はあまりなく、どちらかといえば、遺伝子工学の発展で新種の生物を作ってしまうほうが早いだろうし、工業的な目的にもあっている。唯一の例外は倫理的な問題により人間が遺伝子工学分野から除かれていることだが、クローンがダメなのでヒューマノイドというわけにはいかないのじゃないかと思う。生物の動きを取り入れたロボットくらいがいいところではないだろうか。

Q3. ロボットと会話すると、とてもリラックスできるだろう。

A3.どちらともいえない


 ぶっちゃけ、こんなものはロボット次第である。現時点でのロボット(というかコンピュータ)の会話能力は低いので、そういうものと割り切って、会話の癖を読みながらロボット(やコンピュータ)と遊んであげる、といったことをFMはたまにやる。うまく会話がつながったように見えると、なかなか楽しい。ただ、これも質問の趣旨とは微妙に異なる気がする。
 会話するプログラムとしてWeizenbaumのELIZAはあまりにも有名だが、このELIZAは基本的に会話するというよりは、話を聞いてくれるプログラムである。誰かに秘密を話したい、打ち明けたい、というのは悩みを持つ人に共通の欲求らしい。そのニーズにどんぴしゃで当てはまってしまったため、ELIZAは、Weizenbaumの知人の間で大人気になってしまう。本来、心理カウンセラーがやるべき仕事をこんな簡単なプログラムにまかせてしまうことに悩んで、結局、WeizenbaumはELIZAの開発をやめてしまった。
 ネット上で不特定多数の匿名者に悩みを聞いてもらうのも、若干似ている。うまく解決すると出版されたりするのだが、そこまでうまくいかなくても「誰かに悩みを聞いてもらう」だけでも大分落ち着くものらしい。共通点は「相談者の秘密が守られる、と相談者側が考えている」という点にある。親類や知人は黙って話なんか聞いてくれないし、ましてや信用なんかとてもできない。そういうところでロボットやコンピュータプログラムが登場する、というわけだが、もちろん、ロボットだのプログラムなんてどんな仕組みが取り付けられているかわからないし、そこまで信用するのはどうかと思う。
 こういった特定の状況下でも、FMの場合、あまりロボットとの会話ではリラックスすることはない。逆に完璧に近い会話をされたら興奮してリラックスどころではなくなる。
 中身を調べたくてたまらないから
 もしかしたら「全くそう思わない」のほうが良かったかしらん? 解説を書いてみたらそんなことを考えてしまった。

Q4. 就職してロボットを利用するような職場にまわされるかもしれないと考えると、不安になる。

A4.全くそう思わない


 「ロボット」が「コンピュータ」であれば、よくアンケートに出てくる質問のひとつである。意図的なものか、単純な見落としかはよくわからないのだが、ロボットに直してしまうと、この質問、非常にすわりの悪いものになる。
 産業用ロボットのようなものを扱う場合には、基本的にロボットを扱うのはメンテナンス要員だけであり、一般の工場労働者が利用するようなものではない。また、完全な遠隔操作ロボットの場合は、扱うのは専属パイロットであって、希望した者しかそんなことはさせて貰えない。したがって、これらの場合は、「意思に反して」そういう職場にまわされる可能性はほとんどないわけで、おそらく希望した人しかロボットを扱うことはない。
 普通の会社員がロボットを職場で見かけるようになるのはもう少し先のことだろうと思うが、その場合、何らかの自律行動を伴うロボットということになるだろう。そうでないと使い物にならないからだ。そうなった場合には、ロボットを「利用」することにはならない、「一緒に働く」のである。そうなると質問は「就職してロボットの同僚がいるような職場にまわされるかもしれないと考えると、不安になる」が正しい。
 コンピュータは単独では仕事ができず、利用する人間がいないとなんら効力を発揮しない。しかし、ロボットは設計段階で目的が決まれば、人間などいなくても機能するようにつくることができる。この違いは大きい。そういったわけで、この質問のような状況というのは起こりえないのではないか、とFMは考えている。
 どちらかというと、今後、ロボットに遭遇する可能性が高くなるのは、職場ではなくて、サービスを受ける末端のユーザーである。「年金申請窓口の担当がロボットに代わるかもしれないと考えると、不安になる」などという質問のほうが実際にはありそうなのだが、そこまでやると、悪乗りしすぎと他のアンケート回答者からは不満がでるのかもしれない。
 ま、FM的には「年金申請窓口の担当がロボットに代わるかもしれないと考えると、ワクワクする」のであって、そんな質問では、ますます反感を買いそうである。
(つづく)

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回答だけでなく解説も必要な理由


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約束していたので、アンケートの回答。

Q1. もしロボットが本当に感情を持ったら不安だ。

回答と解説
 まぁ、いきなり困ってしまう質問ではある。
 Q1と書いてあるが、その前に国籍や年齢、性別について答えてあるので、厳密に第一問目とは言いがたいのではあるが、それにしても..........
 つっこみどころ満載ではあるのだが、アンケート実施側の苦労もわからないわけではない。

 ちなみにFMの回答はというと

A1.全くそう思う

 である。
 意外だったろうか? それとも、予想の範囲内だったろうか?

アンケートの質問設定の困難さ

 FMは、感情を持っていたり、あるいは、感情を持っていそうに見えるものと付き合うのは非常に苦手である。
 FM的には、「感情」を有しているものと、なんらかのインタラクションをとるのはそれなりの心的負担が生じる。相手がロボットか、人間か、あるいは他の地球外生命体かどうかみたいなことは、「感情」のようなものを有していることよりも、(FM的には)はるかに些細な問題である。
 うん、あなたの言いたいことは、なんとなくわかる。
 この質問自体はFMに向けてチューニングされたものではないし、したがって、こういう些細なことであれこれ難癖をつけるのは、ほとんど言いがかりに近いのだ。
 この質問の主題は「ロボット」が感情を持つことについての意見を尋ねているのであって、質問者は「ロボットの」感情発露に関しての意見を求めている。それを勝手に拡大解釈して、「あらゆる主体の感情発露」に言及するのは、ある意味、反則であり、言いがかりと捉えられても仕方のないものだろう。
 しかしながら、である。
 この質問単独では種々の解釈が入り込む余地があるわけだが、その場合であっても、「感情的な相手と話すのは苦手だ」みたいな質問がアンケート内に織り交ぜてあったならば、前述の問題はスクリーニングによって正確度を保持できる。実際にエゴグラムや性格診断などの質問群は、個々の質問群同士で、曖昧さを排除しながら、質問の任意解釈を極力避けるように、補償質問が織り交ぜてある。
 ただ、この質問は、そういうことを分かった上で、わざわざ誤解を厭わずに、ある意味、「強力な」文意を持つ質問を設定しているものと思われる。
 アンケートの導入文を読むと、質問の途中まででも良いから、回答が欲しいという趣旨が述べられている。言い換えれば、質問のニュアンスの取り違えによる結果の誤差よりも、とにかくアンケートの総数が欲しいということである。これは、こういう受身型のアンケートでは正しい方策だ。
 仮に、このアンケートを前述の補償質問を織り交ぜて、個々の質問内容に対する確度をあげたとする。その場合、質問数はざっと5倍程度に膨れ上がってしまい、アンケート回収率が極端に下がってしまうことが予想される。補償質問を入れると個々の質問に対する確度はあがるのだが、そもそもアンケートをコンプリートしてもらえる可能性が下がってしまう。質問者側はこういった事情を踏まえて質問を構成しているのだろう。確度の低い分はアンケートの総数で稼いで、イレギュラーな回答は誤差として吸収してしまうという考え方である。

前置きはこれぐらいにして

 そんなわけで、質問に対する回答だけを列挙したのでは、このアンケートに対するFMの考えが、FMの思っているほどには十分に反映されない恐れがある。で、まぁ、それだとちょっとばかり寂しいから、だらだらと解説をつけることにするので、なんとか我慢して欲しい。
 これだけで、大分長くなってしまった。前置きだけだと、あまりにも失礼なような気もするので、以下にQ1に対するFMの回答の解説を述べる。

Q1. もしロボットが本当に感情を持ったら不安だ。

A1.全くそう思う


 すでに述べている訳だが、別に「ロボットでなくても」、何か感情を持っていそうなものと対峙するのは、FM的には非常に苦手だ。感情というのは論理的に予想しずらいからである。
 だから、ロボットが「本当に」感情を持った場合はもちろん、ロボットが感情を「持っていそうにみえる」だけでもかなり不安だ。もう少し言えば、どんなに近しい人でも、相対するときには、FMは常に不安に駆られる。家族や友人でもそうだ。感情を持っている彼らと付き合うとき、FMは細心の注意を払っている。
 もっとも気を使うのは自分自身に相対するときだ。そういう状況に追い込まれたときは、いつだって、とてつもなく不安である。
 FMが異常だ、ということで片付けてもらって、もちろんかまわない。アンケートというものは、もちろん、そういうものである。ただまあ、そういうものである以上、この後の質問の回答もそんな風に進めさせてもらうわけで......
 ようするに、まぁ、そういうことである
(つづく)

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ロボットに対する意識の国際的なアンケート調査


本ブログの読者の皆様にお願い

 ロボットに対する意識の国際的なアンケート調査にご協力願います。
 日本の窓口は下記アドレスのようです。
http://www.rikou.ryukoku.ac.jp/%7Enomura/socres/socres.html

 以下のアドレスに補足説明がありますので、まずこちらをお読みくださるようお願いします。
http://www1.atwiki.jp/n9a/pages/47.html

 アンケートは2005年7月16日までとのことです。
 このお願いは、締め切りの7/16までトップ表示します。新着があるかもしれませんので、できれば一つ下もご確認願います。

 なお上記サイトの主催者ならびに本アンケートの主催者の趣旨とは無関係ですが、FM的に面白いなと思いましたので、本アンケートに対する「FMの」回答を解説つきで公開予定です。アンケート締め切り後の7月20日頃を予定しています。

 では、皆様、よろしくお願いいたします。
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